朝起きたら顎がだるい。慢性的な頭痛と肩こり。歯がしみる——。
もしかしたら、その原因は寝ている間の歯ぎしりかもしれません。
私は歯科衛生士として6年働いていますが、実は自分自身がかなりの歯ぎしり持ち。頭痛も肩こりも知覚過敏もひどくて、最終的にボトックスまで打ちました。この記事では、専門職として、そして当事者として、歯ぎしり対策を正直にお話しします。

朝から顎がだるいの、当たり前じゃないよ
▼あわせて読みたい
結論:対策は3段階
- まずはセルフチェック(自覚がない人がとても多い)
- 歯科でナイトガードを作る(保険適用)。ただし対症療法
- 根本的に噛む力を抑えたいならボトックスという選択肢もある
私がボトックスを打った話【正直な体験談】
先に、私自身の体験からお話しします。
私は歯ぎしりがひどく、頭痛・肩こり・知覚過敏に長いこと悩まされていました。ナイトガードは歯を守ってくれますが、噛む力そのものが弱くなるわけではありません。そこで思い切って受けたのがボトックス(ボツリヌス治療)です。
結果は、めちゃくちゃ改善しました。あのつらかった頭痛や肩こりが軽くなって、「もっと早く打てばよかった」と思ったほどです。
費用・持続期間
- 費用:私は歯科で受けて3万円ほど(自費)。美容外科ならもっと安いこともあります
- 持続:だいたい半年。定期的に打っていくと、ある程度定着していきます
痛みや副作用は?
私は気になることはまったくありませんでした。むしろ、噛む筋肉がゆるむことでエラが張っていたのが小顔になったのは嬉しい誤算。ただし人によっては、えくぼが出にくくなることもあるそうです。

頭痛が減っただけで人生変わる
歯ぎしり・食いしばりのセルフチェック
「私は歯ぎしりしてないと思う」という人ほど要注意。寝ている間のことなので、自覚がない人がとても多いんです。次の項目に当てはまるものはありませんか?
- 朝起きたときに顎や肩まわりがだるい
- 歯が欠けた・すり減ってきた
- 詰め物がよく取れる
- ほっぺの内側、上下の歯が噛み合う場所に白い噛み跡がある
- 慢性的な頭痛がある
- 冷たいものがしみる(知覚過敏)
特に分かりやすいのが「ほっぺの内側の白い線」。鏡で今すぐチェックできるので、ぜひ見てみてください。強い力で噛みしめている証拠です。
知覚過敏が気になる人は、こちらの記事もどうぞ。
今すぐできるセルフ対策:「歯を当てない」を覚える
実は、唇を閉じているとき、上下の歯は当たっていないのが正しい状態です。
知らない人が多いのですが、本来リラックスしている口の中では、上下の歯にはわずかな隙間があります。日中ふと気づいたときに「あ、噛みしめてる」と思ったら、意識して歯を離してみてください。
デスクワークやスマホを見ているときは、無意識に食いしばりがち。パソコンやスマホに小さな付箋を貼っておくと、気づくきっかけになりますよ。
ナイトガードは保険適用。でも「対症療法」
歯科で作るナイトガード(マウスピース)は、保険が適用されます。自費だと思って諦めている人が多いのですが、数千円程度で作れることがほとんどです。
ただし正直に言うと、ナイトガードは対症療法。歯にかかる力を受け止めて歯を守ってくれますが、噛みしめる力そのものが弱くなるわけではありません。だから私は、根本的に負担を減らしたくてボトックスを選びました。
とはいえ、まずは歯科で相談してナイトガードから始めるのが、費用的にも現実的です。
※ボトックス(ボツリヌス治療)は自費診療です。効果や副作用には個人差があり、妊娠中・授乳中の方などは受けられません。この記事は私個人の体験談であり、治療を保証・推奨するものではありません。実際に検討する際は、必ず歯科医師にご相談ください。
📝 まとめ:歯ぎしり対策
- 自覚がない人が多い。ほっぺの内側の白い噛み跡は分かりやすいサイン
- 日中は「唇を閉じても歯は当てない」が正しい状態
- ナイトガードは保険適用。ただし歯を守る対症療法
- 根本的に噛む力を抑えたいならボトックスという選択肢も(私は約3万円・効果は半年ほど)
- 頭痛・肩こり・知覚過敏が改善することもある(個人差あり)
朝から顎がだるいのも、原因不明の頭痛も、「そういうもの」と諦めなくて大丈夫。心当たりがあったら、まずは歯科で相談してみてくださいね。

コメント